コンテナの配送設置を安くする方法。逆に高くなるケースは?

配送設置にかかる費用は高すぎる?

コンテナを据え置きで使用する場合、購入後に「配送と設置」をしなくてはなりません。
自前でトラックやクレーンを準備できる方は多くありませんので、普通は配送および設置もコンテナを販売する業者が手配をします。

この配送・設置が曲者で本体が安いコンテナの場合だと、距離によっては本体代金よりも高くついてしまう場合もあります。

ですので、コンテナを購入する際は、コンテナ本体の金額だけではなく、他の諸経費にも目を配ることが大切です。
コンテナ販売業者に購入相談をすると、諸経費を含んだ見積もりを出してくれるはずです。

明確な見積もりがもらえない場合は利用を避けた方が無難です。

そして見積もりの内訳を見ると、正直「配送料高いなー」と思う方も多いと思いと思います。
中には「足元見てるんじゃない?」と思われる方もいるかもしれませんね。

しかし最近ではコンテナを販売する事業者も増え、価格競争が熾烈さを増してきました。
もちろん本体価格だけでなく、諸経費も立派な競争要因の一つとなっており、他社よりもトータル金額で低く抑えることがより重要になってきています。
このような状況で足元を見るような金額設定をしていれば、すぐにお客様は離れて行ってしまいます。

もちろんすべての業者が適正価格であるとは言い切れませんが、各社とも諸経費を少しでも低く抑えられるよう、大変な努力をしているのが現状です。

当社で言えば、創業のときから自社で配送・設置を行い、出来る限り安く配送・設置を行えるようにしています。

尚、当社の配送費用の目安については配送・設置についてのページおよび各商品ページで簡単に算出できます。

それでも、配送設置が高いと感じてしまうこともあると思います。
そこでこの記事では、コンテナの配送・設置にはなぜこれほど費用がかかるのか、その疑問に答えていきたいと思います。

配送設置に費用が嵩む理由

コンテナの配送設置費用が嵩むの理由はただ一つです。

コンテナはとても大きくて重い

あたりまえの事ですが、コンテナくらい大きくて重さがあると、普通の宅配便で送ることはできません。
また何かのついでに運ぶことも出来ません。自分で運ぼうとしても軽トラックやバンはもちろん、小さなトラックでは運べません。
運ぶには20フィートコンテナでは10t車が、40フィートコンテナではトレーラーが必須。
そして設置するのも一苦労で、大きさや設置場所の状況によってはラフタークレーンなどが必要となります。
通常は機材を手配するだけでも大きなコストがかかりますが、さらにこれらの機材を扱ってコンテナを設置する技術と知識(現場の状態を確認し、敷石の設置・レベル調整までを一貫して行える)のあるスペシャリストも必要です。

ですから基本的には専門業者が1点ずつ配送することになります。

1点の配送設置のために機材や人を占有することになりますので、その分コストが嵩みます。
例えば片道3時間の距離の場合、現場での作業時間を加味すると、機材と専門の人間を丸1日貸切ることになります。

機材や人の占有時間が短ければその分コストも低くなるので、近隣の方がコストは下がります。しかしこのような作業を外部委託すると、近隣でも相当な金額がかかってきます。
そこでホシノコンテナ販売では自社で配送設置までを行い、距離に応じた素直な価格をお客様にご提案しています。
この方が費用的にも無駄がなく、また外部への手配も不要なため、お客様のご都合に合わせた配送が可能となっております。
またドライバーも毎日専任で配送設置を行っていますので、経験値やノウハウも違います。

配送設置を安くする方法

先に言った通り、近隣であれば配送設置は安くなり、遠方になるほど高くなります。
ある程度の条件がありますが、その他にも安くする方法がありますので以下にご紹介します。

方法1:配送も設置も自分で行う

トラックやクレーン、フォークリフト等の機材を自分で持っている場合は、ご自分でやってみるのも一つの方法です。
コンテナが置いてある場所へ引き取りに行き、自分の機材と時間で配送設置ができれば、費用は比較にならない程安く抑えることができます。
ただし、配送中や設置中の事故については保証がされないため、このリスクは承知しておきましょう。

当社でコンテナを購入の場合、配送先(都道府県)で「配送不要」をお選びください。

方法2:設置のみ自分で行う

「運ぶためのトラックはないけれどフォークリフトはある」という場合、現地で車上渡しの対応をしてくれる業者もあります。これだけで数万円節約することも可能です。
一般的には荷台から下ろす作業が開始した時点で事故のリスクがお客様方に移りますので注意しましょう。

当社でコンテナを購入の場合、設置・レベル調整の項目で「不要」をお選び下さい。

方法3:敷石を用意しておく

敷石は設置時にコンテナの下に置く受け台となるものです。当社ではコンテナのサイズ・種類に合わせて用意しております。
これを事前に準備しておくだけでも数千円はコストを下げることが可能です。

当社でコンテナを購入の場合、敷石の項目で「不要」をお選び下さい。

方法4:複数台を同じ場所に設置する

一度に複数台のコンテナを同じ場所に設置する場合は、一台あたりの費用を安く抑えることができます。
例えば20フィートコンテナを2台設置する場合なら、トレーラーでコンテナ2台を乗せて現場に行き、現場で設置作業を行います。
1台の配送よりは高くなりますが、1台当たりの単価は下がります。
ですので、いずれ複数個設置する予定の方は購入のタイミングを合わせることで、別々の機会に購入するよりもかなりお得に購入ができます。

当社でコンテナを購入の場合は個別にご相談下さい。

配送設置が高くなってしまう場合とは

コンテナの配送設置が高くなってしまう場合もあります。
特に設置場所への搬入に特別な機材や作業が必要となる場合は注意が必要です。
以下に当てはまる場合は、事前にコンテナ販売業者または設置者へ相談をしておきましょう。

  • 設置場所とトラックを止められる場所まで距離がある場合
  • クレーン車のクレーンで吊って設置ができず、別途フォークリフトや大きなクレーンなどが必要な場合
  • 設置場所が全く造成されていない場合
  • 現状が事前の説明と著しく異なる場合(上空の架線や接道状況など)

以上、コンテナの配送設置にかかるコストについて記事を書かせていただきました。
参考になれば幸いです。