20フィートコンテナの大きさや重さについて

海上輸送に使われるISO規格20フィートコンテナを中心に、20フィートコンテナに関連する情報をまとめました。

20フィート海上コンテナのサイズ(ISO規格)

20フィートコンテナのISO規格
20フィートコンテナのサイズ

ISO規格の20フィート海上ドライコンテナ(以下単に20フィートコンテナ)は「20フィートコンテナならこの大きさ!」と決まっています。特に外寸はコンテナを製造したメーカーがどこかに関わらず、必ず同一の寸法となっています。
内寸については最小内寸が規定されており、このサイズより大きい寸法の範囲で若干ばらつきがあります。
規格の統一化はコンテナを標準化させることにより、輸送インフラの共通化を図り、輸送作業の効率化を担保するためのものです。

ISOで規定された20フィートコンテナの規格
外寸長さ6,058mm
2,438mm
高さ2,591mm
最小内寸長さ5,867mm
2,330mm
高さ2,350mm
最大総重量30,480kg

参考までに自重や容積などは以下のようになっています。

20フィートコンテナの自重・容積・最大積載量
自重2,200~2,400kg程度
容積約32.1㎥
最大積載量28,080~28,280kg

※自重は一般値であり、製造メーカーによって異なります。
※容積は最小内寸の積で算出しており、最小の数値となっています。
※最大積載量は最大総重量から自重を引いた重量です。

20フィートハイキューブコンテナについて

20フィートハイキューブ
20フィートハイキューブコンテナ

20フィートコンテナには通常のコンテナよりも高さが1フィート(約30cm)高いハイキューブ(背高)タイプというものも普及しています。この20フィートのハイキューブはISO規格には含まれませんが、40フィートコンテナのハイキューブはISO規格化されています。

以下は40フィートコンテナハイキューブのISO規格から高さの部分を抜粋したものです。20フィートハイキューブの場合もほぼ同様になるかと思います。

ハイキューブタイプの高さ(40ftを参考)
外寸高さ2,896mm
最小内寸高さ約2,655mm

上記から計算すると、20フィートハイキューブタイプの容積は最小で約36.3㎥となります。

20フィートJRコンテナについて

国際的に標準化されたISO海上コンテナと主に日本国内のみで流通する20フィートのJRコンテナではサイズが異なります。以下は参考までに20フィートJRコンテナ(形式30D)のサイズです。

20フィートJRコンテナ(形式30D)の規格
外寸長さ6,150mm
2,490mm
高さ2,500mm
最小内寸長さ6,007mm
2,328mm
高さ2,178mm
容積約30.4㎥
積載重量8,800kg

20フィートコンテナの重さ

コンテナの自重については、製造メーカーや備品・オプションによって異なりますが、概ね2,200kg~2,400kg前後となっています。

最大総重量は以前は17,950~24,000kgとなっていましたが、2018年時点でのISO規格では30,480kgとなっています。
尚、最大総重量から自重を引いたものを、最大積載量として記載しています。

重量制限は主に輸送でコンテナを使用する際に問題となる部分ですので、設置して使用する分にはそれほど気にする必要もありません。

ただ20トンを超す積荷を輸送することもできるという事実は、重量物の保管にも安心感がありますね。

20フィートコンテナ内部の広さ

倉庫や物置用途でコンテナを使用する場合に気になるのは、重量制限よりもコンテナ内の広さではないでしょうか?
容積32.4㎥と数値で見てもピンときませんね。いったいどれだけの広さなのか、どんな物が入るのか、そのあたりをここで確認してみましょう。

コンテナの内部の寸法については、製造メーカーによって若干異なります。内寸は輸送効率への影響が小さいため、外寸ほど厳格ではないようでISOでは最小内寸しか定められておらず、メーカーによってばらつきがみられます。

内寸はコンテナごとに若干異なるため、正確な数値に関しては実際に購入するコンテナの計測をお願いいたします。

平米数・帖(畳)数で言うと?

8.5帖のイメージ
8帖+0.5帖のイメージ

20フィートコンテナの平米数は幅2.33m×長さ5.867mでおよそ13.7㎡となります。
一般的に1帖=1.62㎡(不動産の表示に関する公正競争規約施行規則)ですので、20フィートコンテナは8.5帖ほどの広さとなります。8畳間に畳半分ほどの面積が増えると想像してみると良いかもしれません。

縦横高さの最大辺が5m程で他の2辺が2m以内なら物理的に収納することは可能です。
大きなものでは乗用車でも入ってしまいます。例えばトヨタが発売しているヴェルファイヤという車があります。街でもよく見かけるかなり大きな車です。

トヨタヴェルファイヤ
ヴェルファイヤ:トヨタ自動車HPより引用

この車の全長は4,935mm、幅1,850mm、高さ1,950mm(2017年モデルの場合)で、コンテナの数値と見比べても奥行きで1m近く、横幅で約50㎝、高さ約40㎝の余裕をもってスッポリ入ってしまいます。
軽自動車なら1mほど左右に余裕ができるので乗り降りも可能です。

その他、家具や家電はもちろん、業務用のスチールロッカーや書庫なども大抵立てたまま入ります。

開口部について

20フィートコンテナの開口で最も多いタイプはに片妻側両開きです。その他にも両妻側両開きや、あまり多くはありませんが、側開きのものや、三方開きのものも見られます。

側開きや三方開はISOコンテナよりも国内でJR貨物コンテナに多いようですね。トラック・船舶では荷下ろしの方向・方法・スペース・リードタイムの差が関係しているようです。

必要に応じて改造し、シャッターやドアをつけたりすることも可能ですよ。

側開き
側開き
三方開
三方開
シャッター付20フィート
シャッター付20フィート

運搬・設置に必要なトラックや機材は?

20フィートコンテナを運ぶには4t車ロングボディーまたは10t車が必要です。設置場所がトラックを並行に付けられる場所で真横に下ろせば良いだけなら、クレーン付きのトラックだけで設置が可能です。

20フィートコンテナは自重だけでも約2.5tありますので、トラックから離れた場所に無理にクレーンを伸ばして設置しようとすると、バランスを崩してトラックごと倒れてしまいます。設置場所にトラックが近づけない場所ですと、別途ラフタークレーンやフォークリフトによる設置が必要になります。

20フィートコンテナを個人が買うことはできる?

もちろん個人・法人問わずに購入することは可能です。

20フィートコンテナの新造品、中古品ともに市場にたくさん出回っています。インターネットで検索すると様々な販売店がありますので、比較検討すると良いでしょう。

コンテナの購入価格は本体価格+配送+設置です。
配送と設置を自分でできれば安くあげることができますが、先にご説明差し上げたように機材が必要となりますため、一般的には本体と配送・設置はセットとなります。金額で比較する場合はトータルの金額で比べないと、配送・設置の部分で逆転してしまうことも多々あります。

当社では修理や加工、運搬までを自社で行っているため、配送・設置の部分が抑えられることはもちろん、万一商品に不具合が発生した場合にも迅速に対応が可能です。また、商品が不要になったり、お買い換えの際などにコンテナの処分が必要になる場合でも、すぐに対応させていただきます。

以上、20フィートコンテナのサイズ関連の話を中心にまとめてみました。
40フィートコンテナの記事もご用意しています。

何かの参考になれば幸いです。

20フィートコンテナの一覧